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内燃工学
ガソリンエンジンの触媒レスは何が何でも赦されない。
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【問】 排気ガスを汚くする以外に何のメリットもない触媒ストレート(あるいは触媒サイレンサー)は、如
何なる理由があろうとも赦されるべきではない。
死を以って償え。
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【答】 うん。
まぁ。
個人的に触媒ストレートは大嫌いなんだよ。
なんてったって、NOxは臭いからね。
触媒レスのクルマの後ろに付いたら、眼はショボショボするし、咽喉は痛いし、臭いし、アレルギー疾
患が悪化しそうでスゲー不愉快です。
実際問題、排気量2Lの過給機付きエンジンで4〜500馬力搾り出しても、市販のメタル担体触媒で十
分に対応できる。
敢えて触媒レスにしなければならない理由なんてコレっぽっちもない。
だから極端な話、触媒レスのクルマで公道を走る馬鹿者は、なんらかのカタチで周囲の人間の健康
を害した罪を贖うべきだと思う。
だがしかし。
触媒が付いてさえいれば、排気ガスがキレイなのかというと、それも違うんだ。
ガソリンエンジンエミッションの救世主【三元触媒】が機能するためには、酸化性物質 [ NOx ] と還元
性物質 [ CO ] [ HC ] が排気ガスにバランス良く含まれた状態――ウィンドウ領域と呼ばれる――でな
くてはならないんだが、この排気ガスを生む空燃比がほぼ理論空燃比近くなんですね。
理論空燃比で稼動しているということは、パワーが出ていて、かつ余剰な燃料での気化冷却が行わ
れていないということ。
それが何を意味するかというと、排気温度が高いということを意味するんです。
スピードの乗らない市街地走行では何の問題もないのですが、高速道路などで高速巡航すると排気
ガスの熱で触媒が痛んでしまうワケです。
現実問題としてパワーを搾り出そうとすると、要求オクタン価の問題が壁となって立ちはだかるため、
普通は燃料冷却でその問題をクリアします。
燃料冷却=過濃混合気=排気ガス温度低下→触媒が壊れない
ってコトなんですが、それは同時に排気ガスに含まれる有害物質を増やしていることでもあるんです。
混合気がウィンドウ領域よりも希薄になれば、排気ガスに含まれるNOxの量が一気に増え(その代わ
りCO,HCの量は減る)、混合気がウィンドウ領域よりも濃厚になれば、排気ガスに含まれるCO,HCの
量が一気に増えます(その代わりNOxの量は減る)。
もし、過濃な混合気でなくても要求オクタン価に問題がないのであれば、理論空燃比近くで稼動させ
てやった方が燃費は伸び、パワーも出てます。
でもそのエンジンで高速巡航したら、触媒が壊れてしまう。
だから、折角理論空燃比近くで稼動できるエンジンを過濃混合気で稼動させてしまう。 排気ガスに
含まれる有害物質を増やしてまでも。
つまり、もし高速巡航しかせず、理論空燃比付近で高出力を絞り出せるのであれば、敢えて触媒を
使う必然性は無いのです。
最高速仕様であり、かつ、街乗りはエンジン始動直後の冷間から高速道路の乗り口までしかしな
い・・・のであれば、触媒レスでも咎められるべきではないと思います。
もちろん、格好ばかりの語り屋が、安く装着できるチューニングパーツだという理由だけで触媒ストレ
ートに替えるのは、言語道断、市中引き回し → 磔処刑 → 晒し首が相応しいと思いますが。
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