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オイル及びオイル添加剤
ドレンボルトにシールテープは巻くの? 巻かないの?
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【問】 「ドレンボルトを締める時には、シールテープを使うと漏れ止めになる」という人と、「シールテープ
やシール剤は念入りにやる人の補助的な物」という人がいます。
どちらが正しいの?
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【答】 ドレンボルトには2種類あるんですよ。
普通のボルトの様に頭のあるドレンボルトはストレートネジ、イモネジ形状のドレンボルトはテーパー
ネジです。
ストレートネジのドレンボルトにはシールテープもシール剤も使いません。
ワッシャーの様なガスケットが漏れを止めてくれるからです。
更に言えば、ストレートネジにシールテープを巻いてしまうと、雌ネジにストレスが掛かることがありま
す。
もちろん、巻いたシールテープの厚さが雌ネジと雄ネジの隙間(クリアランス)以内であれば、何ら問
題はありません。
しかし、
・ 雄ネジ(ボルト)の根元から巻き始め、何重にも巻いた上で雄ネジの先へ巻きをズラして行くと、
シールテープがボルトの根元で太く、先で薄くなります。
このような巻き方をしたボルトは、あたかもテーパーネジのようなカタチになってしまいます。
これをストレートの雌ネジへ捻じ込むとネジ山に物凄いストレスが掛かります。
雄ネジ(ボルト)は、圧延材を転造して作られているので丈夫ですが、雌ネジは大概が
鋳鉄製ですので、最悪はネジ山が欠損してしまうことさえあります(アルミの鋳物だと高確率で
アウト)。
・ 雄ネジ(ボルト)の根元から先までしっかりと何重にも巻くと、雄ボルトの見掛け上の径が
太くなってしまいます。
ユーザーが「あれ嵌らないや。巻き過ぎたかな」と気付けば良いのですが、無理に
入れようとした場合にボルトが斜めに入ってしまうことがあります。
これは、斜めに入れようとすると、雌ネジの山がシールテープに食い込むから、意外に
入ってしまうんですね。
指でボルトを回している分には、雌ネジがシールテープに食い込む抵抗が非常に固いので、
おかしな状態になっていると気付き易いのですが、工具を使って回していると(特に雌ネジが
アルミの鋳物だと山が簡単に崩れるので)気が付き難く、雌ネジを壊してしまうことがあります。
以上のように、シールテープをストレートネジに使用することは、その巻き方如何に因って、雌ネジを
破損してしまう危険性を含んでいます。
雌ネジを破壊しながら締まったドレンボルトに気付かないでいると、走行中にドレンボルトが抜け落ち
て、機関が破損してしまいます。
高速巡航中なら大事故に繋がりかねません。
ですから、基本的にストレートネジにシールテープは巻かないのです。
痛めた雌ネジにタップをあてて手作業でネジ山を修正した場合などには、ストレートネジでもシールテ
ープを巻いてオイル漏れを防ぐこともあるようですが、一旦痛んだネジ山は、修正しても元の強度があ
りません。
ミッションハウジングなどの場合は致し方ないと思いますが、エンジンオイルパンの場合は、上抜きで
オイル交換することも出来ますので、ドレンボルトは液体パッキンで固定してしまった方が良いと思いま
す。
一方、テーパーネジのドレンボルトにはシールテープを使います。
勿論、ネジの精度がある程度出ていれば、シールテープを使わなくても漏れないのですが、テーパー
ネジって雌側が熱膨張収縮を繰り返すとどんどん固く締まってしまうんです。
だから、そこそこの力で締め付けたつもりなのに、次回外す際にとんでもなく固く締まっていたりする
んですよ。
最悪の場合、デフケースやミッションケースに罅が入ったりしますからね、そのクッションとしてシール
テープを使った方が安心なんです。
ちなみに、テーパーネジにシール剤は使わない方がイイですよ。
ネジ山に残ると除去するのが大変ですから。
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