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実践ドライヴィング・テクニック
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【問】タイヤの摩擦力は、8〜20%程度(※01)滑っている時の方が完全な静止摩擦よりも大きくなるの
で、その滑り速度になるように駆動力を与えてやれば(=加速すれば)、一定速度で旋回している時と
りも速い速度で旋回することができる。
圭坊注※01:幅があるのは、タイヤの種類や路面状態などに因って変化するため。
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【答】残念〜。
走っているクルマのタイヤにおいて滑り速度がゼロということは、普通はアリエナイと言って差し支え
ない程に極めて稀な状況に限られます(※02)。
基本的に走っているクルマのタイヤは、滑り速度がゼロではないと理解してください。
さて。
旋回中は遠心力という見掛けの力が水平方向に働いていますから、タイヤは滑っています。
タイヤの摩擦力が、滑り速度8〜20%で最大になるという事は、一定の速度を保った限界の状態で旋
回している時は、タイヤが最大のグリップ力を発揮する滑り速度だったという事です。
したがって、本当に限界際々で旋回している状態から加速すれば、タイヤの滑り速度は、最大のグリ
ップ力を発揮する速度から逸脱します。
そうなると、旋回状態が破綻します。
旋回加速でタイムが上がったのであれば、そういう走り方が向いた車両セッティングやコースレイアウ
トだったというだけの話。
旋回加速がコーナーリング限界を引き上げるなんてことは物理的に発生しません。
※02 走っているクルマのタイヤにおいて滑り速度がゼロと成り得る状況
1)駆動方式に関係なく当て嵌まる状況
・ トランスミッションのギアが「N」で慣性力に因る滑走
・ [ 機械の摺動に伴う損失やタイヤの転がり抵抗などによる減速度 ] = [ 空気抵抗および登坂の抵抗による減速度 ]
2)四輪駆動車にのみ当て嵌まる状況
・ [ 駆動力による加速度 ] ― [ 機械の摺動に伴う損失やタイヤの転がり抵抗などによる減速度 ]
= [ 追い風および下り坂による加速度 ]
または
・ [ エンジンブレーキによる減速度] + [ 機械の摺動に伴う損失やタイヤの転がり抵抗による減速度 ]
= [ 空気抵抗および上り坂による減速度 ]
つまり、極めて稀な状況なんですよ。
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