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サスペンション
【荷重移動】荷重移動についてもう少しだけ詳しい話 009
荷重移動するとタイヤのグリップ力は上がるのか?
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【問】荷重移動するとタイヤのグリップ力は上がるのか?
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【答】タイヤによって度合いは違いますが、上がることはありません。 下がります。
たしかに荷重移動によって大きな荷重を受けることになったタイヤのグリップ力は上がります。
しかし、荷重移動はあくまで荷重「移動」です。
重心高さが変化しない限り、4つのタイヤに掛かる荷重の合計は、常に車両重量とイコールです。
荷重移動に拠って何処かのタイヤに多く荷重が掛かれば、同時に他のタイヤから同じ大きさだけ荷
重が抜けるのです。 荷重移動はあくまで荷重「移動」であって、荷重「増」でもなければ、荷重「減」でも
ありません。
Sタイヤなどケース剛性もブロック剛性も高いタイヤの場合は影響度が低いのですが、基本的にタイ
ヤの荷重と摩擦力の関係は正比例しないため、荷重が偏ると4輪の摩擦力合計(=トータルグリップ
力)は下がります。
4輪の摩擦力合計(=トータルグリップ力)が最大になるのは、4輪に掛かる荷重が均等な場合です
(※)。
※ 余談ですが、RRのポルシェのブレーキが素晴らしいと褒め称えられるのは、ブレーキシステムが云々という話ではなく、
元々リア寄りの軸重配分がフル制動時に前後荷重配分50:50に近付くからです。
フル制動時に4輪に掛かる荷重が均等になり、4輪の摩擦力合計(=トータルグリップ力)が最大になるから制動距離を短く
出来るんですよ。
先入観というのは拭えないモノらしく、「速く荷重移動するから、早くグリップ力が立ち上がる」という書
き込みを見掛けました。
左右輪間で荷重移動すれば、左右輪の摩擦力合計が荷重移動前よりも小さくなります。
「速く荷重移動するから、早くグリップ力が落ち込む」のが正解です。
フロントサスペンションスプリングのバネレートが高い場合にレスポンスが良く感じられるのは、また
別の理由なんですよ(※)。
※ 拙稿「【荷重移動】荷重移動についてもう少しだけ詳しい話 008 バネレートの違いで荷重移動のスピードが変わる? 」をご
参照ください。
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