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当ページの記述は、すべて [ 製品が無効であることの証明 ] ではありません。
当該商品のwebサイトや広告,パッケージに書かれた「何故●●の装着によってパワーアップするの
か?」という理論が科学的に間違っているという点をのみ問い質すものです。
したがって、製作者ですら説明できない不思議な現象によって、自動車メーカーの実験では全く現れ
なかった物凄い超絶効果が、実走行に於いて発生し得る可能性は、決してゼロではありません。
つまり、販売元のwebサイトや広告,パッケージに書かれている内容が非科学的であるという点のみ
を晒しているだけであって、(この文章は)商品そのものの有効性までをも否定しているわけではありま
せん。
想像も及ばない極めて特殊なシチュエーションで、販売元が監修・立ち会う実走行実験であれば、ノ
ーマルの何十パーセントもの燃費の伸びを計測したり、ハイチューン並みの高トルク・高馬力を計測し
たりすることは、決して奇跡でも何でもなく、十分に有り得るものとして本稿を綴っています。
その点をお含み頂いた上で、ご閲覧くださいますようお願い申し上げます。
【問】スー8ーガスタ●ボってどうよ?
★★★★★☆☆☆☆☆★★★★★☆☆☆☆☆★★★★★☆☆☆☆☆
【答】 大昔に広告を読んだ記憶を辿れば、「超音波で燃料の液粒を微細化云々」という記述があった
と思いますが、加湿器や超音波洗浄器などの超音波振動子を大気中で稼動させると壊れてしまいま
す。 したがって「超音波で」は詐称表現であると考えられます。
実機の写真を見て判断する限り、単なるヒーター以外の何者でもありません。
ヒーターで燃料の気化を促進させようという魂胆だと推察されます。
インジェクターから吐出されたガソリンは、燃焼室の熱を帯びて容易に気化します。
しかし、タンブル流も弱く、マイクロタービュランスも得難い低速時に於いては、重い燃料の粒子が
隅々まで行き渡り難く、燃焼室全体のA/Fに濃淡が生じてしまいます。
燃焼室全体の平均A/Fが適正であっても、部分部分によって濃淡差があれば、ノッキングの起こり
易い部分が出来てしまいます。
一方、本製品を装着すれば、インテークマニホールド内およびインテークバルブが熱くない低速域に
於いても、ガソリンの気化を促進しますので、燃焼室内に生じるA/Fの濃淡差は小さくなります。 そう
すると、燃焼室全体の平均A/Fが適正であればノッキングの起こり易い部位の発生が抑えられ、結
果として耐ノック性の向上が期待できます。
つまり、本製品は、少なくとも低速域においては耐ノック性の向上に因る出力の向上が期待できま
す。
さて、ガソリンをヒーターで加熱するということは、冷間時の稼動状態を改善することが出来るように
思われます。
冷間からの始動直後は、普通は燃料の霧化が悪いのでA/Fが非常にリッチになっており、エンジン
オイルのガス希釈や燃焼生成物の発生など、エンジンにとって好ましくない状態にあります。 その状
態が本品の装着によって改善されるのであれば、燃費にも貢献できるでしょう。 しかし、A/Fを濃くす
るのは水温補正です。 水温が同じなら、吸気温度が上がってもECUは感知することができません。
つまり、専用のマップにECUを書き替えない限り、冷間始動直後のA/Fは薄くなりません。
では高速・高負荷下ではどうなるでしょうか?
高回転時にはヒーターのニクロム線が吸気抵抗となりますし、そもそも気化冷却せざるを得ない状況
下でヒーターによる加熱に意味があるとは思えません。
つまり、これもサイ9■ンと同様に渋滞の町乗りなど、限られた領域に於いてのみ効果を示すもの
の、モータースポーツ的には性能ダウンしてしまうグッズだと判断できます。
□■ 2011.10.19 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
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オートメカニック誌に載っていた広告を思い出し、あの記事を読まれた方に
「おお、そーいえば、そんな商品の広告を見たことがあるな。 懐かしい」
と共感して貰えたらそれで十分、という低い志で書いてしまった記事だったのですが、
なんと! 平成23年10月10日に使用リポートを頂戴してしまいました(歓喜)。
以下、投稿者様の了解を得た上で転載です。
※ なお、転載を御了承頂いた際に、数値は条件を厳密に揃えての結果ではなく、
また、結果に対する理由も憶測である旨の注釈を添えるよう言付かっております。
- - 引用ここから - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
初めまして。
楽しく貴兄のページを読ませて頂いているniyariと名乗る者です。
以前、装着していた「スー8ーガスター墓(※注)」の効果について一寸だけ紹介させて下さい。
装着した車輌:ホンダ・アコード・クーペ2.2i (CB7)
装着状況:件の機器+リーンバーンコントローラー&点火時期の調整(+10度)&燃料のハイオク化
実際に有った効果:寒冷時の始動性及び燃費改善(夏期9km/L>12km/L・冬季6km/L>9km/L)
デメリット:バッテリーの消耗・機器の破損によるLLC漏れ
寒冷時の始動性は格段に良くなりました。
ヒーターでガソリンを加熱し、リーンバーンコントローラーでガスを濃くする方向に調整するのですか
ら・・・
当り前といえば当り前。
ただ、体感出来たのは氷点下10℃以下のメチャ寒い時だけですがw
まぁ・・・そーゆー限られた状況の下では効果が有ったというコトでしょうか?
燃費改善に関しては、進角を10度も進め燃料を絞ったのですから効果有って当り前ですかね?
で・・・件の機器の効果は?正直わかりませんwww
排気の測定をディーラーでして貰った結果では、リーンバーンコントローラーで燃料を絞るとHCやCO
は確かに減ったそうです。
一応リーンバーンコントローラーは機能していた様です。
結局2年程装着していたのですが・・・
件の機器のパッキンの亀裂からLLCがインテークマニホールドに漏れ、危なくエンジンをオシャカにす
るところでした。
それで、件の機器の修理を頼もうと件の機器のメーカーに電話で問合わせたところ・・・
「ウチの製品にケチをつけるのか?」的な対応をされたので修理を断念し全て外してしまいました。
流石に燃費は装着前に戻ったものの、バッテリーの消耗は気にならなくなり冬季は寧ろ安心して走れ
る様になりました。
今にして思えば・・・
件の機器よりも、リーンバーンコントローラーと点火時期の調整だけで効果が有ったのではないかと
思います。
あのメーカーも怪しげな機器を売らずに、リーンバーンコントローラーと点火時期の調整だけを売物
にしていれば評価も変わってたのではと思います。
レギュラー仕様のエンジンで10度も進角を進めてハイオクガソリン入れればパワーも出るし、燃料を
絞れば燃費も改善されようというもの。
余談ですが・・・
現在、妻がインサイト(現行)に乗ってるのですが、「ハイオクを入れると燃費が改善される」という噂を
検証する為に暫くハイオクを給油してみました。
計測は純正インターナビの燃費計を使用しました。
レギュラーガソリンを使用してた頃と比べると14〜16km/Lだった燃費が16〜18km/Lに上がりました
(どちらも殆ど街乗り)。
理由を推測してみたのですが・・・
レギュラーガソリンといっても多少のバラツキが有るのは当然として、そのバラツキを吸収する為に燃
調に幅を持たせてるのではないかと?
ハイオクを使うコトで、その燃調の幅の中で最も美味しいトコを使える様になっているのではないか
と?
もう少し、点火タイミングと燃調を弄れれば更に効果的なのでしょうか?実験出来れば面白いのです
が・・・如何せん妻のクルマなものでヘタなコトが出来ませんw
また、燃費グッズやらで面白いネタが有れば報告させて頂きます。
それではまたm(_ _)m
※注:後日エンジンにダメージを与えそうな故障を起こしてくれたので、
敢えて「ボ」を「墓」と表記させて頂きました。
- - 引用ここまで - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
なるほどね。
効果があるにしても、メーカーの謳う摩訶不思議な超科学ではなく、アタリマエの物理現象にすぎない
というワケですね。
しかし、そのメーカーは阿呆ですなぁ。
このインターネットの御時世に、製品の故障で相談してきたユーザーをけんもほろろに追い払うとは。
東芝クレーマー事件も知らないのかね。
投稿者が善人だったから良かったものの、私みたいな悪辣漢だったら、録音した会話をニコ動や
Youtubeに上げて祭りになっていただろうに。
まぁ、賢い奴は端から省燃費グッズで稼ごうなんて考えないか。
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