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当ページの記述は、すべて [ 製品が無効であることの証明 ] ではありません。
当該商品のｗｅｂサイトや広告，パッケージに書かれた「何故●●の装着によってパワーアップするの
か？」という理論が科学的に間違っているという点をのみ問い質すものです。
したがって、製作者ですら説明できない不思議な現象によって、自動車メーカーの実験では全く現れ
なかった物凄い超絶効果が、実走行に於いて発生し得る可能性は、決してゼロではありません。
つまり、販売元のｗｅｂサイトや広告，パッケージに書かれている内容が非科学的であるという点のみ
を晒しているだけであって、（この文章は）商品そのものの有効性までをも否定しているわけではありま
せん。
想像も及ばない極めて特殊なシチュエーションで、販売元が監修・立ち会う実走行実験であれば、ノ
ーマルの何十パーセントもの燃費の伸びを計測したり、ハイチューン並みの高トルク・高馬力を計測し
たりすることは、決して奇跡でも何でもなく、十分に有り得るものとして本稿を綴っています。
その点をお含み頂いた上で、ご閲覧くださいますようお願い申し上げます。
コレは、メールでお便りを下さった“かめ様”に教えて頂いたのですが、要するに「交換しなくても良い
オイルエレメント」なんだそうです。
しかし、興味本位で『使用済みオイルエレメント』をバラしたことのある人ならご存知の通り、数千キロ
の稼動でエレメントに溜まる燃焼生成固形物や金属粉の量は、決して少なくありません。
目の細かい濾材で濾す以上、定期的な洗浄もしくは交換をしなければ、目が詰まってエンジンへオイ
ルが供給されなくなるのは当然です（バイパスバルブはありますけどね）。
「無交換って？ ナニがどうなってるの？」
頭の中にクエスチョンマークを渦巻かせながら、商品を販売している会社のホームページを詠んでみ
ると…ギモンマーク『？』がビックリマーク『！』に変わってしまいました。
「無交換って！ 磁石でオイルが濾せると本気で思ってるの！」
そうなんです。
驚くべきことに、このオイルフィルター（とは呼べないと思うけど）は、濾材が使われておらず、その代
わりに中に大きな磁石が入っているんです。
そして、磁石の他には……何もありません。
本当に、ちょっと信じられない話なんですが、コレを作って売っている連中は、本気で「これでオイル
が濾過できる」と考えているみたいなんです！
んなわけないじゃないですか。
以下、例に依って例の如くトンデモサイト暴きです♪
「Q2．非磁性体（アルミ等）は取れないのでは？
例えばアルミの場合、エンジン内部では直接摩擦が起きる部分に、むき出しになって使用されている
事は無いのでオイル中に金属磨耗粉として発生する事はありません。」
・・・エンジン内に使用されている非磁性金属は、エンジンブロックのアルミ材だけではありません。
流体軸受けの“メタル”の表面にはスズやニッケルが使われています。 こうした非磁性金属は、エ
ンジン始動時の一瞬や高回転高負荷時にオイル性能が低下した際など、流体潤滑が失われた場合に
削られてオイル内に浮遊します。
「その他の非磁性体は摩擦帯電により磁石に吸着する事が可能です。」
・・・摩擦帯電は文字通り静電気のことですから、その屁理屈が通るなら、静電気を帯びた物質は磁石
に引き寄せられることになってしまいます。
「油温上昇の原因である金属磨耗粉の発生を極端に減らす為、必要以上の油温上昇を防ぎ、適正な
油温を保ちます。」
・・・油温が上昇する理由は、単純に燃焼熱と摩擦熱ですよ。
「化石燃料が完全燃焼すると水蒸気と炭酸ガスが発生します。炭酸ガスと高温の付着カーボンが還元
反応を起こし付着カーボンを取り除いていきます。」
・・・おいおいおい。 炭酸ガス（CO)も付着カーボン（炭素：C)も還元剤だぞ。 それ以前の問題でカー
ボンスラッジは境界層に埋もれた固体だから反応なんてできないんだけど。
「水蒸気はＮＯｘと反応し活性を持った希硝酸となり付着カーボンを落とし、エンジン内部を隅々までキ
レイにしていきます。」
・・・そんなモンでエンジン内部が綺麗になるなら、NOxがドバドバ生成されるディーゼルエンジンの燃焼
室に何故スラッジが溜まるの？
■□追伸2006．06．11□■
なにげにwebサーフしていたら、上のサイトへ再訪問してしまいました（全くの偶然）。
そうしたら！なんと！
Q&A（よくある質問）が全面的に書き換えられているではありませんかっ！（てゆーか、トップページから全
部リニューアルされているような気もするんですが、痴呆症なので覚えていません…）
なんでだろ〜 なんでだろ〜
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