更新の際に構造を変える事があります。 構造を変えるとアドレスが一から再配分されますので
ブックマーク等でお気に入りのページに飛んだ際に、目的と違うページが表示されることがあります。
その場合は画面一番下の [ TOP ] からトップページへ移動して、トップページから
目的のページへ移動してください。 お手数ですがよろしくお願いいたします。


用品知識いろいろ

【バッテリー】 充電雑学あれこれ

Q:6ボルト専用や12ボルト専用,24ボルト専用よりも複数の電圧に対応している充電器の方がお得

A:電圧が下がり切った12ボルトバッテリーを充電器が6ボルトバッテリーだと誤認して低電圧で充電を 開始してしまったり、バッテリーの状態( おそらく内部抵抗 )から24ボルトバッテリーだと誤認して高電 圧で充電を開始してしまったりしてしまう可能性がありますので、マルチ電圧対応よりも単電圧対応の 方が安心です

 - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -

Q:12ボルトバッテリーの充電完了後に充電器を外して、バッテリーの電圧を測ったら13.6ボルトしかな かった。 14.4ボルトになっている筈ではないのか

A:14.4ボルトは充電器またはオルタネータ( クルマの発電機 )が12ボルトバッテリーへ供給している電 圧です。製造から余り期間が経っていない新品の12ボルトバッテリーの電圧は

   GS YUASA コラム記事
   車のバッテリー電圧の目安と低下時の対処法
   https://gyb.gs-yuasa.com/knowledge/car/column/column-10.html
   > 車のバッテリーの電圧は公称12Vです。
   > 厳密には、2.12Vのセルが6つ直列で繋がっているため、満充電時に12.72Vになります。

 なので充電直後に12ボルトバッテリーの電圧が13ボルト強なのは普通で、そのまましばらく放置すれ ば12.7ボルトに近付いていきます

 - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -

Q:充電器を買って繋いだが充電が開始されない。 初期不良に違いない
Q:前回はちゃんと使えたのに期間を空けて再度使用しようとしたら充電が開始されない。 故障に違 いない

A:充電器によって異なりますが、電圧が余りにも下がっていて、充電しても蘇る可能性が低いバッテリ ーに対しては充電が開始されない仕様になっている製品が大半です。 車載状態でセルが全く回らな いとかホーンが無音だとかルームランプが灯らない状態になっていたら、充電器を買うよりも新しいバ ッテリーを買う方が確実です

 - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -

Q:充電が終わるまで放置していたら、バッテリー液が噴き出していた。 とんだ欠陥商品だ

A:複数の電圧に対応している全自動充電器の場合に、充電器がバッテリーの電圧を誤認してしまい、 6ボルトバッテリーに14.4/14.7/15,5ボルトの電圧を掛けてしまったり、12ボルトバッテリーに28.8/29.4/ 30.0ボルトの電圧を掛けてしまったりするとそうなります。 また、充電電流量を選択可能な充電器で2 アンペアが適切な小型バッテリーに10アンペアとか20アンペアとか流すとそうなる可能性があります。  なので、充電器をバッテリーに繋いでも暫くは異常が起こらないか注視してください。
 あと、中身が中国製でも日本のメーカーが販売している製品では滅多にありませんが、中国メーカー の中国産充電器はバッテリーの電圧が目標値になっても充電を終了しないで充電を続けてしまう製品 があり、非常に危険です。 中国メーカーの中国産が全て駄目だとは申しませんが、安物には安物なら ではのリスクがあることをご理解ください

 - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -

Q:バッテリーデサルフェーターは効果がない

A:インチキもあるのは事実です。 しかし、劇的な効果は望めませんが、効果があるかないかで言え ば確実にあります。 普通は良く持って三年間と言われるアイドリングストップ機能対応バッテリーです が、親父が遺した大衆セダンで六年間、私の趣味車で六年間半( 未交換記録更新中 )も長持ちしまし
 ただし、難点もありまして
 1:バッテリーデサルフェーター自体がバッテリーの電力を使って作動するので、頻繁に使用しないク ルマに装着してしまうとバッテリー上がりを誘発してしまう
 2:バッテリー容量に見合った製品を選択しないと効果が薄い。 たとえばamazonで販売している日 本メーカーのバッテリーデサルフェーターに『エルマシステム バッテリー寿命延命装置 エコピュア EX12V NS-12』と『エルマシステム バッテリー寿命延命装置 のびー太EX12 NE-12』がありますが、前 者がバイクや軽自動車専用で、後者が乗用車やトラック専用になります

 - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -

Q:パルス充電は効果がない

A:これは電圧が下がったバッテリーをパルス充電器で復活させようとする動画がYoutube上にいっぱ いありますので、そちらを観て貰うのが早いでしょう。 徹底的に駄目になったバッテリーは復活しませ んが、強制パルス充電を繰り返すことでSOH( State of Health )値が改善されて使用に耐えられるま で回復するバッテリーも少なからずあります。
 ただし、注意して欲しいのは、車載状態で強力なパルス充電を行ってサルフェーションを除去しようと すると高い電圧がクルマの電子回路を破壊してしまう可能性があります。 もちろん、日本メーカー製 の充電器は高電圧でのサルフェーションを除去は行わない仕様ですし、外国メーカーでもTecMATE社 のOptiMATE充電器などはクルマから降ろされたバッテリーに対してしか高い電圧のサルフェーション 除去は致しません。 車載状態のバッテリーに対してはクルマの電装品に影響を与えないサルフェーシ ョン除去に留めています。
 問題になるのは中国メーカーの中国産パルス充電器です。もし、取扱説明書に「 パルス充電を行う 際は、バッテリーをクルマから降ろし、バッテリー単体にして充電してください 」と書かれていた場合、高 確率で車載状態でもで強力なパルス充電を行ってサルフェーションを除去しようとするでしょうから非常 に危険です。 中国メーカーの中国産パルス充電器でサルフェーションを除去しようとする際は、必ず バッテリーをクルマから降ろし、バッテリー単体にして充電するように心掛けましょう。

 なお、高電圧&高電流で強力なパルス充電を行う充電器は、クルマからバッテリーを降ろして、バッ テリー単体で充電することが前提になりますが、その場合でもバッテリーの抵抗値が下がり難く、CCA の数値も回復し難いからといってパルス充電を繰り返すとこうなる可能性があります。

 https://youtu.be/4QWtkS7CxWo?si=FD4XYFBcasURxzJJ
 
 

 最悪は濃度37%の希硫酸を撒き散らす爆発に至ります。 過ぎたるは及ばざるが如し。 ハードなパ ルス充電の繰り返しは止めましょう

 - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -

Q:パルス充電器だと商品説明に書いてあるから買ったのに、パルス充電が作動するのは弱ったバッ テリーの時だけで、セルが回らない程度に衰弱したバッテリーの場合は、パルス充電がスッ飛ばされて Bulk Chargeから始まってしまう

A;そこそこ値の張る『Ctek バッテリーチャージャー&メンテナー 4.3A MXS5.0』なんかも同じですが、強 制パルス充電ボタンのないパルス充電器は、ほぼ十割がそういう設計になっています。 強制パルス 充電ボタンのないパルス充電器でも『オプティメイト7 セレクト』みたいに充電率が75%を超えてから 100%までの最適化をパルス充電で行う製品もございます。
 パルス充電モードに入らなければサルフェーションは除去されません()ので、バッテリーデサルフ ェーターを併用するか、強制パルス充電ボタンが付いている充電器を買いましょう。 ただし上でも述べ ましたが、amazonにて五千円以下で買える充電器の内、パルス充電を謳っている商品で、ケーブルが 鰐口クリップだけの物は、クルマからバッテリーを降ろして充電することが前提になっています。 パル ス充電を使わなければ車載のまま充電しても構いませんが、車載状態でバッテリーに配線を繋いだま まパルス充電を行うと、高電圧( 20V以上 )がクルマの電子回路を破壊してしまう虞があります。 注意 しましょう

 満充電保持機能を持つ充電器を( 開放型バッテリーの場合は液面の低下に注意して )長期間に 渡って使い続けるとゆっくりと緩やかにサルフェーションは分解されるみたいです。 少しのサルフェー ションならパルス充電は必要ないかも知れません

 - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -

Q:アイドリングストップ機能にメリットはない

A:車両価格が高額、交換用バッテリーも高額、バッテリーの寿命が2〜3年間と短い、クルマによって はバッテリーを交換する際に電流積算量をリセットする必要がある等々デメリットが満載ですが、メリッ トもあるにはあります。
 それは急速充電できること
 アイドリングストップ機能のない普通のクルマは急速充電をしないので、週に一回しかクルマを利用し ない場合なら、クルマを使う度に半時間から一時間程度走行しないと満充電状態を維持できません。
 利便性の良い地域に住んでいて、片道一キロとか二キロとか、そういう近場のスーパーへ買い物に 行くような使い方ばかりしているとバッテリーは常に満たされない状態で使用され続けてしまい、バッテ リー内部にサルフェーションが生成されてしまいます。 こうなるとバッテリーの寿命は著しく短くなって、 車検毎に交換する破目にもなりかねません。 そういう点においては、アイドリングストップ機能付き車 両は電圧の下がったバッテリーに対して急速充電を行いますので、アイドリングストップ機能をOFFにし て使用するのであれば短時間で満充電に戻ります。
 もっとも、駐車スペースのある戸建ての住宅なら、屋外コンセントを増設してフロート充電かトリクル充 電の機能を持つ充電器を常時接続してやりさえすればバッテリーは満充電状態を保てますので、戸建 て住いなら無用の長物だと思いますし、集合住宅住まいでも、通勤通学に使用するとか週一で長距離 ドライブするとかすれば解決する問題なので、知識さえあればアイドリングストップ機能は不要です。

 https://youtu.be/x_CPxpVU_1o?si=SCSeLpcasqvoBh5U
 


トップへ
戻る
前へ
次へ